蔵書

福岡ESEグルメのえしぇ蔵による、日本文学の書評ブログ・・・もどきの読書感想文ブログです。

南條範夫 「武家盛衰記」

えしぇ蔵は歴史ものにも目がなくて今までかなり読みましたが、ここまでどっぷりはまるに到ったのは一つの作品がきっかけでした。それがこの「武家盛衰記」です。もうかなり前の話になるのでこれをどういう経緯で手に入れたかは忘れてしまいましたが、確か高校生くらいの頃に夢中で読んだのを覚えています。この作品には戦国時代の代表的な武将が24人紹介されています。いづれ劣らぬつわものばかり。その一人一人の生涯を簡単に追ってあり、おおよそその人のことがわかるようになっています。徳川家康、豊臣秀吉、織田信長みたいな天下を動かした超大物ではなくて、その次くらいに位置する人たちです。前田利家、柴田勝家、明智光秀、加藤清正、伊達政宗・・・読み進んでいくとどの人物もこの時代において傑出した人物であり、非常に魅力にあふれていたということがわかります。こんなすごい人たちが日本のあちこちにいて、天下を夢見て戦っていた戦国時代とは一体どんな世界だろう?と思ったのがえしぇ蔵が歴史ものにはまるきっかけでした。ですからこの本には本当に感謝しています。今でも取り出して読み返すことがあります。是非お勧めしたいのは歴史ものに興味を持って、これからちょっと覗いてみようかなと思っている人たちですね。歴史の世界への入門書(戦国時代に限られますが)としては、最高の一冊だと思います。この作品を読んでからお気に入りの武将を選んで、南條範夫はもとより、司馬遼太郎や吉川英治や池波正太郎や山岡荘八などが書いた、その人に関する作品を探して読むというのがいいと思います。ちなみに南條範夫も歴史小説の世界では不動の地位を築いた人で、2度候補になった後、1956年に「灯台鬼」で直木賞を受賞しています。この作品以外にもお勧めはたくさんありますので、そのまま南條範夫の世界から歴史小説を知るというのも一つの手かなと思います。

テーマ:感想 - ジャンル:小説・文学

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